MONが自社保有・自社運営するFZ施設は、以下の特徴を持ちます。
※法務・税務上の具体的な適用については、専門家への確認を推奨します。
FZ(フリーゾーン / Free Zone / FTZ)は、タイ政府が指定・認可した特定エリア内で、輸入貨物の関税・VAT支払いを一時保留したまま軽加工・流通加工・再輸出できる物流制度です。
ただし制度名よりも重要なのは、FZを使うことで何ができるようになるかです。
FZ活用で実現できる主なこと:
FZは全ての企業に必要なわけではありません。以下のような状況に当てはまる場合、検討価値が高くなります。
タイ国内在庫を持ちながらASEAN展開を視野に入れている タイを拠点にベトナム・インドネシア・マレーシアなど周辺国へ商品を供給したい企業。在庫を一括輸入してタイに置き、各国の需要に合わせて配送する形が有効です。
輸入タイミングと販売タイミングを調整したい まとめて輸入して在庫を持ちながら、国内販売のタイミングを柔軟に調整したい商社・ディストリビューター。関税・VATの支払いを販売実績に連動させることでキャッシュフローを改善できます。
部材・補修部品の在庫をタイで持ちたい製造業・商社 製造部材・補修部品・保守用在庫をタイに保管し、必要なタイミングで出荷する形。在庫回転が遅い商材ほど、FZ活用の効果が出やすくなります。関税・VAT支払いの保留期間が長くなるほど、キャッシュフロー改善効果が大きくなるためです。
一般消費財・化粧品の輸入販売を行う企業 輸入後すぐに全量を国内販売するのではなく、在庫を持ちながら複数の販路・タイミングに分けて出荷したい企業。
FZは有力な選択肢ですが、以下のケースでは通常倉庫または保税から始める方が現実的です。
物量がまだ小さく、FZ運用の管理コストが見合わない
タイ国内販売のみで、再輸出・ASEAN展開を全く想定していない
在庫回転が非常に速く、輸入後すぐに全量販売する
まずは立ち上げを急ぐ段階で、スキーム設計に時間をかけられない
MONでは「FZを使うべきか」から整理します。最初からFZありきで進めることは推奨していません。
FZを活用して実際にオペレーションを回せる状態にするまでには、以下のプロセスが必要です。
現状整理:商材・物量・販売先・再輸出比率・在庫回転の確認
スキーム設計:通常倉庫・保税・FZの比較検討、最適構造の設計
メリット・デメリット・リスクの試算:コスト効果・キャッシュフロー・PE論点の整理
社内稟議・本社承認:日本本社への説明・承認取得
契約・オペレーション設計:MONとの契約、実務オペレーションの設計
稼働開始
これらを経て実際に荷物が動き始めるまで、経験上通常6か月以上を要します。MONのFZ施設が2026年6月に稼働を開始しても、その時点で即座に使い始められるわけではありません。今から動き始めた企業が、稼働開始のタイミングで実際に活用できる状態になります。
FZ活用の初期適合性診断(自社に必要かどうかの整理)
通常倉庫・保税・FZの比較設計
コスト効果・キャッシュフロー改善の試算支援
在庫拠点設計・物流導線の設計
FZ内でのオペレーション設計(入出庫・在庫管理・付加価値作業)
日本語での対応・日本本社への説明資料作成支援
稼働後の運用管理
※PE(恒久的施設)リスク・税務上の判断については、専門家への確認を推奨します。
📌このような企業からご相談をいただいています
タイに在庫拠点を置くことを検討している商社・メーカー
ASEAN各国への供給体制をタイから構築したい企業
輸入部材・補修部品をタイで保管・管理したい製造業
化粧品・定温管理商材のタイ国内販売・ASEAN展開を検討している企業
現在の物流コスト・在庫コストを構造的に見直したい企業
BOIとFZの違いを整理したい企業
MONのFZ施設は2026年6月に稼働開始予定です。しかしFZ活用の設計には最低6ヶ月かかります。つまり今すぐ相談を始めた企業が、稼働開始に合わせて実際にFZを活用できる状態になれます。
「まだ決まっていない」「情報収集段階」という状況でも問題ありません。情報収集段階からご相談いただくことで、設計の手戻りを最小化できます。